妊娠中は、妊娠中ならではのストレスを感じる人もいます。自分らしくいられる環境や時間をつくり、ゆったり過ごしましょう。

対馬ルリ子先生
対馬ルリ子先生
医療法人社団 ウィミンズ・ウェルネス 理事長

「楽しい」「うれしい」という気持ちがリラックスの源。パートナーとの時間も大切に

妊娠中は、からだや心の変化、赤ちゃんを迎えるうれしさや不安、パートナーや家族との関係の変化など、いい意味も含めて、だれでもストレスを感じるもの。また、妊娠中はエストロゲンやプロゲステロンなど、ホルモンバランスが変わりますが、もともと女性ホルモンは心をゆったりさせ、やさしい気持ちにする働きがあります。その反対に、プレッシャーがかかると、女性を不安な気持ちにさせる作用も。妊娠中はこのホルモンの働きで、気持ちがゆれやすかったり、涙もろくなったりするのです。

赤ちゃんが生まれるのを心おだやかに、楽しみに待つためには、妊娠中にリラックスして過ごすことがとても大切。どんな人にも自分が安心できる環境があります。その環境にいることが、何よりのリラックスになりますから、自分が安心してゆったりできるお気に入りの時間をたくさん持つといいでしょう。

多くの女性は、おしゃべりをしたり、人とスキンシップをしたりすると安心します。パートナーや家族、仲のいい友人と楽しく過ごす時間をつくりましょう。特にパートナーと過ごす時間を大切に、今のうちにふたりの時間を楽しんで。体調がよく、妊娠34週目くらいまでなら、遠出や旅行も可能です。無理のない範囲で楽しんでください。

ひとりで過ごすなら、お茶を楽しむのもとてもいいです。いろいろなお茶を試したり、淹れ方を工夫したりするだけでも、気持ちがゆるやかになってくると思います。ハーブティにはリラックス効果があるものもあります。コーヒーや紅茶が好きならカフェインレスのものにすると安心して飲めるでしょう。

運動もおすすめしたい過ごし方です。特にゆっくりとした呼吸を中心としたヨガなどはいいですね。ゆっくりとした呼吸は、横隔膜を動かし、自律神経を整える働きがあります。また、心拍、血圧、体温が安定し、胃腸の働きがよくなります。股関節をやわらかくするストレッチも、安産のためにもおすすめです。どんなことでもいいので、自分が安心できる時間と空間を持ち、マタニティライフを積極的に楽しんでくださいね。