順天堂大学医学部附属順天堂医院 准教授 竹田 純
- 妊娠30週頃、それ以降でも自然に治ることが多いです。心配しすぎずに
- 逆子(骨盤位)自然に戻ることも多い出産までに戻らない場合、安全のため帝王切開が基本です
- 胎児外回転術により胎児を頭位とする方法もあり、説明を聞いて受けるか判断を
逆子3つの胎位
骨盤位

胎児の頭以外が子宮口にある状態
横位

胎児の頭が真横になっている状態
斜位

胎児の頭が斜めになっている状態
赤ちゃんの安全のため出産は帝王切開に
おなかの中で赤ちゃんが頭を下に向けているのが「頭位」、頭が上にあるのが「逆子(骨盤位)」です。赤ちゃんは妊娠中によく向きを変えますが、妊娠 30 週前後までは自然に頭位へ戻ることも多く、中期を過ぎても気にしすぎる必要はありません。多くは妊娠末期になると頭を下に向けて落ち着き、出産に備えます。
最終的に逆子のまま出産を迎える赤ちゃんの割合は全体の3~4%といわれています。赤ちゃんは頭がもっとも大きいので、頭以外のところから生まれてくると産道が十分に開かず、最後にひっかかる危険があります。そのため頭位以外での出産は、安全のために帝王切開が基本です。
逆子は治せる?逆子体操・胎児外回転術
妊娠30~32週になっても逆子が治らないと、逆子体操をすすめられることがあります。しかし、体操の効果については医学的な有効性が証明されておらず、自然に治る確率と大きく変わらないという考え方もあります。無理に行う必要はないでしょう。
妊娠36週前後になると、施設によっては胎児外回転術を試みることがあります。おなかの上からゆっくりと赤ちゃんを回す方法ですが、必ず成功するわけではありません。また、外回転術の影響で赤ちゃんの心拍が変化し、帝王切開術が必要となることもあり得ます。かかりつけ医の説明をよく聞き、パートナーと相談して受けるかどうか決めてください。

