日本大学医学部 小児科学系 小児科学分野 主任教授 森岡一朗

- 重い病気を防ぐため、生後2カ月から予防接種が始まります
- 定期接種(公費)と任意接種(自費)があります
- 2024年から「五種混合」が開始。最新情報を確認しましょう
生後2カ月からスタート 同時接種で効率よく
赤ちゃんや子どもがかかる病気のなかには、予防接種(ワクチン)によって防げるものもたくさんあり、日本では多くのワクチンが、国が定める「定期接種」となっています。最初の定期接種は、生後2カ月から始まります。2カ月になったら、すぐに予防接種を始めましょう。特に、0~1歳はスケジュールが過密です。かかりつけ医と相談して、接種もれがないようスケジュールを立てましょう。
なお、定期接種の種類は年々見直され、2024年4月からは、従来の「ヒブ」と「四種混合」が1つになった「五種混合ワクチン」が定期接種となりました。注射の本数が減り、赤ちゃんの負担も軽減されています。
定期接種は期限内に任意接種も検討を
「定期接種」に含まれるワクチンは、対象期間内であれば原則無料で受けられます。B型肝炎やロタウイルス、MR(風疹・はしか)、みずぼうそう(水痘)などが含まれます。種類も回数も多いですが、複数のワクチンを1回の受診で接種する「同時接種」も可能です。同時接種は、医師が必要と認めた場合に、複数のワクチンを同時に接種することです。安全性や効果は、1種類ずつ接種する場合と変わりはありません。
一方、おたふくかぜやインフルエンザなどは、「任意接種」のワクチンです。費用は自己負担ですが、病気を防ぐ重要性は定期接種と同じです。必要に応じて検討してください。
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