日本大学医学部 小児科学系 小児科学分野 主任教授 森岡一朗

- 母乳でもミルク(人工乳)でも赤ちゃんは元気に育ちます
- お父さんも授乳できるのが、ミルク育児のいいところ
- 胸に抱き、顔を見て授乳することで愛情も伝わります
母乳でもミルクでも赤ちゃんは元気に育ちます
授乳のスタイルはいろいろで、母乳に育児用のミルクを足す混合栄養や、ミルクのみで育てるという選択をする場合もあります。母乳でもミルクでも赤ちゃんは元気に育つので、心配ありません。赤ちゃんを抱いて、しっかり顔を見ながら授乳すれば、愛情も伝わります。母乳が足りずにミルクを足すときや、病気などの事情があって母乳をあげられないお母さんも、自分を責めないでください。
粉ミルクを与えるときのポイントは、説明書通りの濃さでつくることと、70℃以上のお湯で調乳し、人肌に冷ますことです。使い終わった哺乳瓶は洗って消毒し、調乳後2時間以上たったミルクは廃棄を。
母乳が足りていないかも… 上手なミルクの足し方は?
母乳不足が心配でミルクを足すべきか悩んだら、赤ちゃんの様子を観察しましょう。体重の増加以外では、肌にツヤがあり、いきいきと元気そうな様子をしていること、1日に5~ 6回は色のうすいおしっこをしていることなどが、十分に飲めているというサインになります。
母乳が軌道に乗るまでの間ミルクを足す場合は、左右のおっぱいを吸わせてからミルクを飲ませるのがコツです。生後すぐの赤ちゃんには昼夜の区別がなく、お世話が大変なときですが、哺乳瓶だとお父さんも授乳できるのがいいところ。交替でお世話をして、疲れをためないようにしてください。

