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帝王切開後のケア 痛みの管理と早期離床、きずの管理

帝王切開でのお産
  • 術後の「後陣痛」と「傷の痛み」には鎮痛薬で対応します
  • 血栓症や癒着予防のため、術後は早めに動くことを推奨
  • 帝王切開でも「悪露」は出ます。きずの修復のために最低半年は、セルフケアを継続しましょう

傷のケアと入院中の過ごし方 

帝王切開でのお産でも、「悪露」は経腟分娩と同様にあります。産褥ナプキンでケアしましょう。感染症のおそれがあるため、タンポンの使用はNGです。手術の傷は、数日後に抜糸が必要な場合と、溶ける糸などで処置し、抜糸が不要な場合があります。近年は、多くの施設で溶ける糸(吸収糸)を用いています。傷の状態がよければ、手術の数日後からシャワー浴も可能に。
入院期間は、経腟分娩が5日前後なのに対し、帝王切開は7日~10日間程度と少し長くなります。退院後もしばらくは、おなかに力がかかる動作は避け、無理をせずに過ごしましょう。また帝王切開後の妊娠は、子宮の傷が治癒するまで最低でも1年は空けてください。

術後の痛みは鎮痛薬で抑え、「早期離床」で血栓症予防を

帝王切開でのお産後には、子宮が元に戻ろうとするときに起こる「後陣痛」と、手術による「傷の痛み」という2つの痛みがあります。特に産後2~3日は痛みが強いため、鎮痛薬を使ってしっかりコントロールします。授乳中でも使える薬が処方されているので、我慢せずに使いましょう。
術後は手術の翌日などの早い時期から、ベッドから起き上がって歩く練習(早期離床)を始めます。早く動くことで、腸と子宮がくっつく「癒着」や、足の血管に血栓ができる「血栓症」の予防につながります。無理のない範囲で、足を動かすことを意識しましょう。

退院後のきずケア

退院後は創部を固定するテープ(紙テープやシリコンゲルシートなど)を少なくとも6ヵ月は貼付してください。きずの修復には最低でも3 ~ 6ヵ月必要となります。術後1カ月目の産後健診で「きずがきれい」と言われても、その後からきずが隆起し、赤みや痒みがでることがあり、肥厚性瘢痕を形成してしまいます。少しでも赤みや硬さがあれば、気軽に産婦人科医に相談しましょう。万が一、大丈夫と言われても、赤みや痒みが持続する場合は形成外科への受診もおすすめします。

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